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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

08'鳥コン覚え書き 1 滑空機部門オープンクラス

毎年恒例(といっても2年目ですが)の鳥コン覚え書きです。例のごとく一言私見コメント付き。
なお、自分自身は現地で観戦しておりません。また、記録は公式発表によります。一部「これ300いってないんじゃないの?」という疑惑もないことはないですが、いかんせん確認する方法がありません。そこらへんはご了承を。

記録

  • 優勝 みたか+もばらアドベンチャーグループ 377.98m

風に流されたか。機首を何回も振っており、苦労しているのがわかる(「風悪い」)。しかし、そんな状況でも優勝できるのはさすがの一言。

左右非対称機が火を噴いた。アスペクト比がかなり大きい印象。もう少しダイブすればみたか超えも・・・?新記録おめでとうございます。

一時学生記録を出した。かなり練習した上での飛行だという印象。肩翼と低翼の差がでた?

  • Sophia Flying Turkeys 304.72m

かなりダイブしていた。パイロット度胸あるなあ。300mいって4位だなんて・・・

  • チーム「ミヤネ屋」 301.30m

やはり機体がきれい。大道具さんすごい。気持ちよさそう。風に逆らわず、それが逆に良かった感じ。

  • ねりまチャレンジチーム 228.76m

カウリングが大きい。アスペクト比が比較的小さい?来年期待。あと「Bird」の再着手希望!

「高等学校定時制60年の歴史に幕が下りる最後の年」だったそう。初出場で立派な飛行。あんなチームになりたい。

  • ふくちやま・舞夢MY夢 133.97m

順調な飛行だったが、最後に機首上げ失速。尾翼制御の罠か。

ダイブからの主翼ねじり下がり。残念(学校の支援的に。いや、同じような状況なもので・・・

  • FLYING FISH 35.05m

ダイブから引き起こせず。琵琶湖の魔物の一種か。

前尾翼がねじれ下がった?プラホにとんぼ返り。パイロットが投げ出されて、危ない。

  • 日大生産工津田沼航空研究会 飛行禁止区域進入のため失格

右に旋回して、かなり危なかったらしい。事故らなくてなにより。来年期待。

感想

300mを超えるチームが5チームという、過去類のないハイレベルな大会となりました。向かい風があったため、いわゆる「棒飛び」には条件が良かったのか?と。ただ、100m級のフライトが少ないのが気になります。「壁」がやはりあるのでしょうか。
学生チームのひとつの「壁」としてパイロットがあります。たいていの場合、パイロットはだいたい一代交代です。そのため、「みたか+もばら」のようなチート並みの飛び方をなかなか超えられない。あの飛行は職人技です。
今後の課題のひとつとして、「パイロットの技術」がクローズアップされるのではないでしょうか。