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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

飛行ロボコンに出場してきました

とはいってもまだ東京なうなのですが。東京は八王子、東京工科大学で開催された、第6回全日本学生室内飛行ロボットコンテストに出場してきました。どマイナーな大会ですが、簡単に言えば「200g以内の超軽量ラジコン作って飛ばそうぜ!」な大会です。
以下チラ裏注意。

自分たちのチームは昨年から参加しているのですが、昨年は設計の時点から色々問題が起き、まともに重心を合わせられないまま結局アレな成績となってしまい……今年は雪辱の機会、のはずだったんですが。
まあアイデア無い技術無い何も無いという感じでありまして。最終的にはピッチがものすごく不安定などうしようもないじゃじゃ馬カナード機を持って会場入り。1回目の練習飛行は機首下げで不安定→墜落。2回目もなにがなんだか分からないうちに終わり。なんだかなーと思いながら思いっきり機首上げでセッティングしたら*1幸いなことにうまく決まって、本番ではそれなりに安定……するわけない機体でしたよもうどうしようもない。30秒飛んで果てました。まあ底辺は底辺なりに一歩踏み出せた結果ではあると思いますけどね。小さな一歩しかし大きな一歩。来年はもう少し安定させたい。
上位陣は当然のことながら安定していましたねー。いわゆる「普通の形」の飛行機を高い完成度で仕上げたチームが多かったように思います。また、バルサ材を積極的に使ってるところが多かったのも予想外でした。もっと軽量化のために特殊なことをしているのかと思ったら……オーソドックスなもので確実に。極めれば極めるほどそういう方向に落ち着くのでしょうか。

楽しかった。とにかく楽しかった。

懇親会も企画されたんですが、これがまた実りあるもので。特に他の高専の方と話せたのが大きかったように思います。学校ではかなり孤軍奮闘に近いものがあり、同じことを同じ環境でやっている人がいる、そのことを確かめられてほっとしました。
特に某九州の高専で活動する同好会の方々。「飛ぶ瞬間の感覚を共有できれば」とか「もっとこの活動を広げていきたい」とか話していてすごくためになりました。もう少しだけ頑張れそうです。ありがとうございました。

大会運営的にどうなのよ

これまで書いたように出場者の方々からは刺激になることばかりでとても楽しかったのですが、対して運営は突っ込みどころが多かったように思います。まず大会当日に公式サイトが落ちてるってどういうことなのよ。これを書いてるいまも繋がりません。脱力感が漂います。始まってからも、「機材の運搬車が渋滞に巻き込まれて大会設営が1時間遅れる」「機体審査の手際が悪すぎ、遅れは3時間レベルへ」「レアケースを全く想定していないルール」など、もう少し準備しておこうよ……と思うことしきりでした。ここは来年に向けての改善を強く望みます。


あと「Mayfly……」とか「飛行船おもしれー」とか色々書きたいことはありますがここで止めておきます。来年はジャイロコプター出てこないかなー

来年はどうなのよ

さてここまで来年という言葉を何度か使いましたが、自分自身来年出場できるかどうかははっきり言って微妙なところ。ちょうどこの時期は学祭の準備と重なっていて、今年もかなり迷惑をかけてしまいました。来年はメインで働くことになるのでそっちを優先せざるを得ないわけで……冬の間、いかに引継ぎができるか。そこに焦点を絞る事になりそうです。
ただ今回の活動、作っていてとても楽しかったので、低速なラジコンは何らかの形で続けたいなと今は思っています。秒速3m/s以下の世界はおもしろい!まだまだ引退は先になりそうです。


今回の大会に関わった全ての方々、お疲れ様でした&ありがとうございました。また機会があればいずれ。

*1:それと「ピッチ不安定でもリカバリできる高度まで上げばいいんじゃね?」という名も知らぬ大会スタッフの先生の助言。本当楽になれました。この場を借りて御礼を。