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SIIの電子辞書DayFilerDF-X900RとAndroid

全国の新大学生の皆さんこんにちは。希望に満ち溢れて入学した皆さんのその手には、生協で買った(買わされた)電子辞書が握られていることと思います。特に「パソコンで電子辞書が使えるパソラマという機能が……」とか「岩波の理化学辞典が……」という売り文句を耳にした人。もしくは画面上の通知バーに既視感のある人。その手にあるのは電子辞書ではありません、辞書の皮を被ったAndroid端末です。

DF-X9000(X900R)のスペック

まずはスペック。ご想像の通り、余り高いスペックではありません。

  • CPU:FreeeScalei.MX535(1GHz)
  • メモリ:512MB
  • 画面解像度:800*480
  • タッチパネル同時接点数:2点まで
  • Androidバージョン:4.0.4(ICS)
  • プリセットアプリ:7notes+mazec-T,KJ47Dict*1ほか

2,3年前では一線級のスペックでしょうが、今となってはローエンドなスペックです。いにしえのIS01とかその辺りを想像していただければだいたいあってます。

参考リンク

以下のリンクを参照すればこの機種についておおよそ理解出来ます。

特にキーボードバインドやアプリ「BarControl」については必読です。

Dayfilerで気になること

上のリンクでは述べてないDayfilerの弱点について少し述べておこうかと。主に2点、Android端末としては厳しい仕様があります。
まず一つ目はホームボタンが無いということ。これは数あるAndroid端末の中でかなり珍しい仕様ではないでしょうか。メニューボタン(キーボード右上)、戻るボタン(Spaceキー横)はちゃんとあるのですがホームボタンは非搭載。ホームボタンを画面上に表示するアプリであるとか、そういうアプリで補っていくことになります。
もうひとつ厳しい仕様として、ブラウザへのIntentが設定されてないのではないか?という疑惑が挙げられます。まだまだ自分も触り始めたばかりで詳しく調べきれていないのですが、twitterのアプリで使用するOAuth認証がうまくできません。ブラウザが立ち上がらないのです。しかもtwiccaはインストールすら出来ないし、twitter公式は何故か弾かれるし、うーん要検証。(「メガネケエス」起動確認。)
さらにキーボード関連ではSpaceキーの横にEnterキーがあるという仕様*2も少し厳しいかなと。qwertyの列を少しでも横に広げたい、という考えの元の配列でしょうが、ctrl+shiftでのCAPS→NUM切り替えを酷使するキーバインドも手伝って、入力は想像以上にきついです。CASIOの電子辞書みたいなゴムキーボードよりかはマシですが。


まあ電子辞書だと思って買ったらAndroidもくっついてきた、ぐらいに考えるのが吉かも。これで単3電池で動いたら使い倒したんだがなー。

追記 画面保護シートはPSVita用が便利

画面保護シートを色々と試してみようと思ったのですが、思いの外PSVita用の保護シートがぴったり来るようで試すまでもなかったなーと。画面サイズがほぼ同じなんですよね。Vitaは16:9なので高さが数mm寸足らずで幅方向を少し切らなければいけないのですが、それを気にしなければそこそこ楽だと思います。

でも正規品を買った方がぴったし来るのは当然だよね!さあ上のリンクからチェック!(※アフィです)

*1:辞書ランチャー

*2:冒頭の画像参照。小さいので分かりにくいですが、左がSpace、右がEnter。