そろそろ合否発表の時期、という時期ですが、残念なお知らせが飛び込んできました。東京大学の人力飛行機サークルであるF-tecが2015年をもって解散するということです。
今までご支援、ご協力いただいた多くの皆様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
F-tecといえば、古くは「飛行理論実践委員会」を名乗り、鳥人間コンテスト人力プロペラ機ディスタンス部門・タイムトライアル部門両方において多くの実績を残してきた強豪チームでした。2011年のタイムトライアル部門では2位にも入っています。
しかし2014年の鳥人間コンテストを直前になって棄権。その後このブログでも取り上げたように、活動継続が危ぶまれる状況になっていました。
- 東京大学F-tec、今年の棄権理由が明らかに―『人力飛行機を飛ばすことは「誰もがやってよい活動」ではない』? - Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-
- F-tecの現状について | 東京大学F-tec
ここからは個人的な話になりますが、私は上のエントリが予想以上に拡散してしまったことについて、一定の責任を感じています。F-tecのエントリについては、元はといえば学生交流会という内輪向けの資料であったものを、私が代表の方にtwitterを通してアポイントメントを取り、許可を得て公開したものでした。その後、人力飛行機の安全性について関心が寄せられていた時期ということもあり、普段から人力飛行機の話題に興味がある方々の輪を越え拡散してしまったという経緯があります(その後、F-tecの公式ブログの方でも同じ内容の記事が公開されました)。
この件について、人力飛行機を製作している方々というある種の内輪に向けた資料なのにも関わらずセンセーショナルな取り上げ方をしてしまったこと、それによりF-tecの皆様に多少なりとも影響を与えてしまったかもしれないということについて、反省するべき点が多くあります。確かに問題提起は取り上げるに値するものであったと考えていますが、正直ここまで大きく拡散するとは考えておりませんでした。
今後はより一層取り上げる内容を精査し、「公開された情報のみを取り上げる」という点を徹底していきたいと考えております。
(3/28 15時 タイトルの誤字修正「持って」→「もって」)