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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

鳥人間コンテスト、フルマラソン化。2025年は最大飛行距離を「42.195km」に設定

本年度の鳥人間コンテストは7/26・27の2日間で開催


鳥人間コンテスト公式webサイトとXが更新され、今年の鳥人間コンテストが7/26・27の2日間で開催されることが公表されました。日程自体は例年通りとなりましたが、同時に公開された大会ルールに、大きな変更点があったので覚え書きしておきます。

飛行距離の上限を約42kmに設定し、順位はタイムにより決定

【人力プロペラ機部門】
南ルートの往復(プラットホーム⇔沖島側ポイント)と、北ルートの往復(プラットホーム⇔竹生島側ポイント)を目指す。
両ルートを往復した場合の記録は42.195㎞とする。(複数のチームが到達した場合は、最も速いチームが優勝)

本年度より、人力プロペラ機部門の最大飛行距離が「42.195㎞」と設定されました。更に、複数のチームがこの距離を飛び切った場合の順位の決定方法について明記しているのも新しい点。人力プロペラ機部門がタイムで競うのはタイムトライアル部門の設定(2006年~2016年)以来となります。

2回目の折り返し地点へと向かうBIRDMANHOUSE伊賀(2023年)

人力プロペラ機部門の最大飛行距離は、今までルールの上限に到達する度に上限が再設定されてきた歴史があります。2023年にはBIRDMAN HOUSE 伊賀が69682.42 mに到達。まだ記録更新の余地はあるものの、気象条件を含めその機会は少ないのではないか。琵琶湖の大きさ的にも70kmが上限……という状況になっていたのが2024年でした。*1
42.195kmというのはなかなか絶妙な距離で、

  • 琵琶湖北側(竹生島)ルート及び西側(沖島)ルートのどちらでも折り返し地点が設定可能な距離
  • 今までに42kmを超えるフライトが複数回記録されており、現実に不可能ではない
  • ただし大会記録と学生記録*2より短く、距離記録の更新は不可能

という功罪相半ばするルール設定となります。また、最大飛行距離が短縮されるのは史上初とみられます。
しかし、一般的に考えれば約42kmという飛距離が途方も無い距離なのも事実。タイムによる順位決定ルールが活かされる日は来るのでしょうか。工学的にはチャレンジングな課題が設定されたと見て、その日を楽しみに待ちたいと思います。

鳥人間コンテスト人力プロペラ機部門 ルール設定の歴史

*1:2024年は上限70kmルールを維持

*2:42837.78 m, 2023年東北大