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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

鳥人間コンテスト以外の人力飛行機的情報をまとめて

放置放置ですみません。なんと鳥人間コンテストは今夜(9/2 19:00-)放映!というわけで、今からでも間に合う鳥人間コンテスト以外の話題をまとめて。

Redbull fulgtag 日本開催決定!

当ブログでも何回か紹介してきた「外国の鳥コン」ことflugtag。日本の鳥人間コンテストのようにどこまでも遠くへみたいなものではなく、仮装大賞のような方向性で飛行機を作りおちr……飛ばす、そういうイベントです。そのイベントが今秋日本上陸!既に申し込みが終わり参加チームが発表され、あとは開催を待つのみとなっています。公式サイトがクリエイティビティの方向性を強く押し出しているのが興味深いですね。
REDBULL FLUGTAG KOBE 2015は10月31日、神戸市の神戸港新港突堤にて開催されます。お近くの方は是非。鳥コンとは違った方向性を見せてくれることを期待しています。

航空科学博物館で「人力飛行機展 -日本での初飛行から50年-」

成田空港近くの航空科学博物館で人力飛行機に関する企画展示を行っているようです。日本大学のMowe31*1などを展示。会期は10月25日まで。

HPA飛行会2015、開催

鳥コン不開催の次の年からですからもう6回目になります。人力飛行機の全国的な交流イベント、HPA飛行会が今年も開催されました。飛行展示を行ったのは次の3チーム。


イギリスの人力飛行機イベント、Lasham BHPFC


Lasham BHPFC(British Human Powered Flying Club Competition)がイギリスで開催されました。滑走路を使用するコンペティションならではの、同一機体複数パイロットという仕組みが目を引きます。Youtubeで検索すると動画が沢山アップされてますので、是非どうぞ。

*1:2014年製作機、琵琶湖を飛べなかった機体

第38回鳥人間コンテスト当落まとめ(4/13 18:50更新) #鳥コン当落まとめ

今年は若干時期が遅かったでしょうか?恒例の鳥コン当落まとめです。合格/不合格問いません。知り合いが……初出場だけど……構いません!むしろ初出場の情報ほど貴重なものはありません。コメント欄もしくは@で情報お待ちしてます!
なお、部門分けは暫定的で間違いも含むものであることをご了承ください。コメント等くださる際は部門も書き添えて頂ければ助かります。

出場チーム

人力プロペラ機タイムトライアル部門(昨年6チーム出場)
人力プロペラ機ディスタンス部門(昨年11チーム出場)
滑空機部門(昨年17チーム出場)

落選・不出場・辞退

*1:チームの正式名称が長いので略

東京大学F-tec、3月をもって解散

そろそろ合否発表の時期、という時期ですが、残念なお知らせが飛び込んできました。東京大学人力飛行機サークルであるF-tecが2015年をもって解散するということです。

東京大学F-tecは2015年3月をもって解散いたしました

今までご支援、ご協力いただいた多くの皆様に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

F-tecといえば、古くは「飛行理論実践委員会」を名乗り、鳥人間コンテスト人力プロペラ機ディスタンス部門・タイムトライアル部門両方において多くの実績を残してきた強豪チームでした。2011年のタイムトライアル部門では2位にも入っています。
しかし2014年の鳥人間コンテストを直前になって棄権。その後このブログでも取り上げたように、活動継続が危ぶまれる状況になっていました。

ここからは個人的な話になりますが、私は上のエントリが予想以上に拡散してしまったことについて、一定の責任を感じています。F-tecのエントリについては、元はといえば学生交流会という内輪向けの資料であったものを、私が代表の方にtwitterを通してアポイントメントを取り、許可を得て公開したものでした。その後、人力飛行機の安全性について関心が寄せられていた時期ということもあり、普段から人力飛行機の話題に興味がある方々の輪を越え拡散してしまったという経緯があります(その後、F-tecの公式ブログの方でも同じ内容の記事が公開されました)。
この件について、人力飛行機を製作している方々というある種の内輪に向けた資料なのにも関わらずセンセーショナルな取り上げ方をしてしまったこと、それによりF-tecの皆様に多少なりとも影響を与えてしまったかもしれないということについて、反省するべき点が多くあります。確かに問題提起は取り上げるに値するものであったと考えていますが、正直ここまで大きく拡散するとは考えておりませんでした。
今後はより一層取り上げる内容を精査し、「公開された情報のみを取り上げる」という点を徹底していきたいと考えております。

(3/28 15時 タイトルの誤字修正「持って」→「もって」)

第38回鳥人間コンテスト、開催告知―他、東北大の展示とか愛媛大の燃料電池とか

第38回鳥人間コンテスト、開催が告知される

『飛ばなきゃならないワケがある!』チームを募集しています。

以下は例年のコピペ状態なので省略しますが、無事に2015年の鳥人間コンテストの開催が告知されました。ちゃんとタイムトライアル部門も残っています。例年通り1月下旬に説明会が開催されるようですので、参加を希望されるチームの方々はお忘れなく。

東北大学Windnautsの復元機体が仙台市科学館に展示

東北大学のWindnautsといえば、2011年/2012年と鳥コンディスタンス部門の連覇を成し遂げた強豪チームですが、その連覇時の機体が復元され、仙台市の科学館で展示されることとなったようです。チーム公式ブログによれば「2011年、2012年の複合デザインの機体」で、実際に見に行かれた方によると「最外翼は外された状態」とのこと。それでも全幅30m以上はある機体であり、人力飛行機のスケールの大きさを存分に味わうことができる展示になっているようです。
また、これに合わせて優勝当時のメンバーにインタビューした記事が公開されています。注目すべきは後編で、学生フォーミュラとの比較による人力飛行機の安全性への指摘がなされています。目新しい内容ではないとはいえ、実際に関わった人の言葉は重いです。

愛媛大学二宮翔会、「水素アシスト飛行機」の飛行に成功

愛媛大学の二宮翔会さんが大学の研究室と共同で「水素アシスト飛行機」の飛行に成功したのこと。水素アシストとは聞き慣れない言葉ですが、要は人力飛行機の飛行を搭載した燃料電池でアシストしたということのようです。
研究室と共同の試みはどんどん進んで欲しいですねえ。鳥コンとは別方向の、技術的な取り組みにも注目していきたいと思います。