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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

第41回鳥人間コンテスト、開催告知

情熱と夢を琵琶湖に!

事務局では「第41回鳥人間コンテスト2018」を、2018年7月末に開催する予定で、準備を進めています。
競技は「滑空機部門」「人力プロペラ機部門」の2部門です。

というわけで、案外早い時期に2018年、第41回鳥人間コンテストの開催が告知されました。
今年の説明会の締切は昨年よりかなり早く、年明け早々の2018年1月5日(金)となっています。申し込み忘れのなきようお気をつけ下さい。

その他オフシーズンのできごと

金沢工業大さんの記録飛行の詳細が出ています。記録は535mで、チーム歴代としては3位に位置する記録だということ。もちろん10mのプラットフォームからの離陸とは条件が大きく異なりますが。
また、大学公式番組の映像もアップされていました。

「どうだ鳥コンというのは(多分)あったと思います」


youtubeで公開されている動画でいうと、この動画の26秒あたり、岸壁に主翼の影が映る部分が好きです。すごく映画的。

飛行禁止区域侵入チームについて罰則の公表がなされる/東北大の事故報告書 その他2017年の落ち穂拾い

第40回鳥人間コンテスト、お疲れ様でした

8/23にTV放映も終了し、シーズンオフに突入した秋口、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
今年の鳥人間コンテストは好記録が続出しましたが、それ以上に天候の影響が強い大会であったという印象が残ります。その条件差を前に出さない番組編集はあまりフェアではないのではとは思いますが、テレビ番組故やむなしかなあと感じる面もあり。
来年の開催を祈念しつつ、今年の鳥コンについて小ネタを拾っていきます。

大会実行委員会、webサイトにて飛行禁止区域侵入チームへの処分を公開

前述のように今年は結果が天候に大きく左右される大会であったようで、風の影響か飛行禁止区域に侵入、もしくは侵入しかけた機体があったそうです。このフライトに関して、次回大会以降の処分が鳥人間コンテストwebサイトにて公開されています。処分を受けたチームは以下の2チーム。
創価大学鳥人間研究会(滑空機部門出場)
早稲田大学宇宙航空研究会WASA(人力プロペラ機部門出場)
特に創価大さんについては、「防波堤に着陸」という一歩間違えれば……というフライトであったようで。名前が挙げられた2チームについては、執行猶予付きの出場停止処分が課せられると発表されています。*1
このような処分が公式に発表されるのは、鳥人間コンテストにおいて過去あまり例がありません。それだけ事態を重く見たということなのか、運営の透明性が確保されたことを喜ぶべきなのか……また、飛行禁止区域進入時の警告や天候判断など、今後の大会運営に関しても課題が残っているのも事実です。
来年以降、より安全性の高い大会になることを望みます。

東北大Windnauts、事故報告書を公開

番組でも大きく扱われた東北大さんのTF時クラッシュについて、詳細な報告書が公開されています。報告書によれば、クラッシュの原因は離陸時の機体姿勢と突然の向かい風の複合によるものとのこと。また、パイロットの回復操作如何によっては、クラッシュを回避できた可能性があること等が記されています。また、機体修復から修復後の試験についても記載があり、人力飛行機に関わる方は読んで損はない内容にであるかと思います。
とにかくパイロットが無事であったこと、修復の甲斐あり大会に出場できたことは不幸中の幸いだったと思います。お疲れ様でした。

その他小ネタ諸々

実は名古屋大さんも大会直前にメインビームを破断する程度の大クラッシュを喫していたとのこと。滑走路の地形に関連する操作ミス→失速 であったと……こちらも怪我なく間に合って良かったです。

間違いなく今年の主役であったBIRDMAN HOUSE 伊賀さん、会社の公式webサイトで報告が上がっていました。「大会連覇はもちろんのこと、人力飛行距離の世界記録にも挑戦したいです。」とのコメントがあり、今後にも期待せざるを得ません。すごい……。

鳥コン出場機が原型の航空機がソーラー機に。

離床成功おめでとうございます。次回以降はもうちょっと中継用の回線を太くして欲しいw

*1:twitter等で出場停止という話がありましたが、執行猶予期間があるという記述を額面通り受け取れば、来年は出場できるのではないかと

第40回鳥人間コンテスト、出場チーム&飛行順発表

第40回鳥人間コンテスト、出場チームが公式サイトで発表になりました。滑空機部門24チーム/人力プロペラ機部門15チームと、時間に余裕ができた滑空機部門のチーム数が増えた印象です。逆にプロペラ機はこのチーム数でも時間足りるのか……?と心配されていたりしますが。
今年のトピックスとしては、プロペラ機部門にパイロット宮内空野さんを要する社会人チームが乗り込んできた点が挙げられるでしょうか。宮内さんは第30回大会に東北大のパイロットとして出場され、最近では番組の裏実況にも出演するなど鳥コンと縁の深い方。そんな方がPとしてカムバックということで、大きな話題になるのは間違いないでしょう。元TT勢も絡みつつ、プロペラ機部門が盛り上がりを見せそうです。
あと個人的には、今年も新居浜高専と都立産技高専が出場されてることが嬉しいです。頑張れ高専勢。

鳥人間コンテスト「再放送」CSファミリー劇場にて放映

鳥人間コンテストの再放送というのはかなり珍しいのではないでしょうか。CS(スカパーなど)のファミリー劇場が、過去の放送を再放送します。放送されるのは2008年/2011年/2012年/2015年。8月後半と9月に順次放送。
個人的に印象に残ってるのは2012年の「空飛ぶオランダの会」などでしょうか。もっと過去の放送も見てみたいですね。

映画「トリガール!」公開迫る

9/1公開みたいです。鳥人間コンテストの映画なんて空前絶後だと思いますので、興味のある方はぜひ。

第40回鳥人間コンテスト当落まとめ(3/29 21:10更新) #鳥コン当落まとめ

毎度おなじみ鳥コン当落まとめです。今年もコメント欄もしくは@で情報お待ちしてます!なお、部門分けは暫定的で間違いも含むものであることをご了承ください。
なお今年も従来より大幅に速報性が低下します。今年は地震は起こらないとは思いますが、期待せずに時々覗いて頂けると幸いです。

参考にならない出場チーム数情報

  • 第39回(2016年):ディスタンス「12」+タイムトライアル「6」+滑空機「18」=合計「36」
  • 第29回(2005年):人力プロペラ機「20」+滑空機「21」+フォーミュラ「10」=合計「41」

2016年からあまり出場チーム数は増えないのではないか、と予想しますがさてどうなるでしょうか。

出場報告チーム

人力プロペラ機ディスタンス部門
滑空機部門

落選・不出場・辞退

今年の広告枠 - 鳥人間、映画化!

トリガール! (角川文庫)
中村 航
KADOKAWA/角川書店 (2014-06-20)
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*1:旧称coolsweets

*2:チーム名称を略させて頂きました