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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

`10鳥コンまとめ(4) 人力プロペラ機ディスタンス部門

ルールと見どころ

プラットホームから離陸後、人の力だけでどこまで飛べるかを競う競技です。20km地点まで飛行するとと折り返しが許可され、折り返してプラットホームまで戻ることで40kmの飛行が可能になります。もちろん折り返しはしなくてもOK。琵琶湖北岸もしくは琵琶湖大橋まで飛行、というルートも風によっては選択肢に入ってきます。
もはや解説は不要でしょうね。最高記録は2008年東北大学Windnautsの36000m。これは当時のルール上の限界点にあたります。ちなみに、琵琶湖北岸までなら24km前後、琵琶湖大橋までなら34km程度の飛行が可能です。

出場チーム紹介

滑空機部門で9回の出場経験を持つチームです。プロペラ機としての出場は初となります。

人力飛行機としては珍しい双発機*1を作りつづけて出場8回目。ここ2回は連続して400m台のフライトを達成、安定感が出てきました。


過去に優勝3回を数える強豪チームです。前大会は急激に悪化した天候に涙を飲みましたが、今年も優勝候補に挙げられるのは間違いないでしょう。

前大会、滑空機から人力プロペラ機にコンバート。963mという好成績を収めました。今年は1km超えに期待がかかります。

先尾翼機での出場。前回は機体の安定が取れていなかった様子だったので、今年は安定した飛行とチーム記録更新が目標となるでしょうか。


二宮忠八カラス型飛行器を模した、低翼プッシャーとV字尾翼が特徴のチームです。今年は機体の仕上がりも上々で、TFも順調。チーム記録の更新に期待です。

日大は日大でも、こちらはOBチーム。昨年大会がなかった時のメンバーが中心のようです。日大といえば(おそらく)最多優勝を誇るチーム。今年は優勝争いに絡んでくるでしょう。5年ぶりの優勝に期待がかかります。

前大会は逆Y字尾翼という特徴的な機体でしたがドボン。今年もその特徴を引き継いるのでしょうか。

二人乗りという空前絶後の機体に挑戦すること12年。前大会では3km超のビッグフライトで準優勝に輝きました。今年も目が覚めるようなようなフライトを期待したいです。

おそらくどこかの番組の企画で参加すると思われるチーム。もしかして:Oxai*2

日本文理大学のチーム。こちらも滑空機からのコンバートとなります。ブログの写真から複翼機であることが伺えます。

けつペラ(尾翼後ろにプロペラをつけるプッシャー)にこだわりつづけるチーム。2004年には記録飛行ながら6km超を飛んだこともあります。最近もコンスタントに2km前後の記録を出しており、その記録をさらに伸ばせるかどうかに注目です。


現ディスタンス部門記録保持チームにしてディフェンディングチャンピオン。2003年の琵琶湖北岸到達後、めきめきと記録を伸ばしてきました。今年もビッグフライト、そして2連覇へ挑みます。

*1:プロペラ2つ

*2:中国・上海の社会人チーム