Unknown -はてなブログ版-

季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

鳥人間コンテスト2021は開催協議中 / 愛媛大さんのオンライン署名始まる

鳥人間コンテスト2021、「慎重に協議をし、検討」中

開催まで1ヶ月ほどとなった鳥人間コンテストですが、6月21日付で公式サイトに以下の声明が発表されました。短いリリースですので、以下全文転載します。

琵琶湖の夏の風物詩・鳥人間コンテストの季節が近づいてまいりました。
昨夏はコロナウイルス感染拡大の為、残念ながら開催を断念いたしました。

今年の鳥人間コンテストですが、今なお続くコロナ禍の中、安全に開催できるかどうか、現在、開催地や出場予定チーム等の関係各所と慎重に協議をし、検討しております。

具体的な方針が決まり次第、お知らせさせていただきます。
今しばらくお待ちください。

ということで、現状でも開催は流動的な状況とのことです。出場を辞退されるチームも相次いでいます。関東では新型コロナウィルスの感染者がじわりと増え始めています。一方、琵琶湖ではプラットホームの仮設工事が始まっているとの話もあり、開催準備が進められているのは確かなようです。

愛媛大学航空力学研究会、作業場の確保に向けオンライン署名を開始

これまで歴代工学部長の厚いサポートによりお認めていただいていた,工学部構内での製作を,昨年から現工学部によって使用禁止にされています.

人力飛行機の保管及び製作の場所を,愛媛大学内にご提供いただけるよう,ご協力いただけないでしょうか.よろしくご検討下さいますよう,何卒お願い申し上げます.

愛媛大学航空力学研究会(二宮翔会)さんがオンライン署名活動を開始されています。大学の安全対策強化に伴い、構内での作業が許可されなくなったとのこと。作業場の確保継続を求める動きとして、オンライン署名を開始されたようです。
ざっと調べてみると、近年愛媛大学で起こった火災として以下の3件が見つかりました*1。3件のうちサークル活動が関連するのは1件。ただ安全対策については、他大学で発生した白熱電球による火災事故等も考慮に入れている可能性があり、この措置が妥当かどうかはなんとも言えません。

ここからは私見になります。
学生の活動をアンダーコントロールに置きたい、みたいな動きは自分の母校でも聞くことがあり、なんだかなーと思うところはあります。制御された活動からは予想以下の成果しか出てこないんじゃないかと。一方で、リスクの最小化というのが求められる世の中、何か事が起こるとあらゆる関係者が叩かれるような世の中ということもあり、大学の判断を全面的に批判することもやりづらく。難しいですね。

*1:以下の火災が署名ページで述べられている件であるかは分かりません