行ってきました。おそらく日本の宇宙開発において一番の盛り上がりをみせているだろうと思われる小惑星探査機「はやぶさ」。そのプロジェクトを率いた川口淳一郎教授の講演会に行ってきました。場所は県民交流センター*1。「鹿児島市立科学館開館20周年記念事業」だそうで。
会場には開場の1時間弱前には着いていたんですが、予想外だったのが会場の建物2階で同人誌即売会が開かれていたこと。そこまで目立ってはいませんでしたが、フリルやら薄い本を持った方々がイトカワのタペストリー横をすり抜けていく光景はなかなか見られるものではないです。シュール。
そして開場。まさか会場前に列が出来るとは思ってもみませんでしたが……係員の方も戸惑ってました。そして老若男女でほぼ満員の中講演会開始。以下その中で気になったこと箇条書き。
- はやぶさのミッション紹介。「オリジナリティを出す」ということを強調。NASAに「勝つ」にはアイデアで勝負するしかない。
- はやぶさのミッションを辿るにつれ、だんだん擬人的/感情的になっていったような気がする。情が入ったんだろうな。そりゃ入るよな。
- 一番であること。一番でなければいけないこと。イノベーションはハイリスクで当然、そこを分かってほしい。
- 政治のことまで突っ込んで来られたのは正直意外だった。はやぶさは教育のチャンスであるのかもしれないと思う。正しいお金の使い方についての。
- 「高い塔を立ててみなければ、新たな水平線は見えてこない」
- 小学生の質問が大人顔負けで困る先生。個人的MVPは「宇宙の外には宇宙はあるんですか?」と聞いた子に決定。どんだけ鋭いの。
川口先生の講演会を観に行ったつもりが小学生に負けた気分になるというオチがついてしまいましたが、何はともあれ何か得るものはあったかなーと思います。それが咀嚼されていつ自分の身になるのかは分かりませんが。が、頑張らねばいろいろと。
川口先生、係員の皆様、そして会場の小学生wお疲れさまでしたそしてありがとうございました!
*1:鹿児島のです。わかりにくい名称だな考えてみれば