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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

07'鳥コン観戦覚え書き 1 滑空機部門

お久しぶりです。んで、やっと鳥コンを見ました(やっぱりよかった〜)。そこで、とりあえず全部覚え書きしておきます。記録はここより。一言コメントをつけていますが、それは、こちらの私見コメントです。
また、写真はみたか+もばらアドベンチャーグループで秋元靖史氏からいただきました。(コメント返信遅くなりました。しかも変換ミスあるし(-。−;))毎年密な滑空機部門のレポートを書かれている方です。ありがとうございます。

オープンクラス

 きれい・洗練。そんな言葉がぴったりな飛行。向かい風ながらも水面すれすれで高度を稼ぎ、後17mで500mフライトというところまで飛んだ。おめでとうございます。(追い風なら550mはいけると思う・・・。)

 学生記録を見事更新。学生が300mの壁を初めて越えた。

  • FLYING FISH 272.52m(女性パイロット新記録)

 機体を降下させ、水面1〜2mでの飛行。機体の力を引き出した。 

  • ふくちやま・舞夢MY夢 250.90m

 元ボクシング世界チャンピオンの徳山昌守さんが搭乗。経験の差を機体で補い、初心者とは思えない飛行。

 左右非対称機でよくぞ、の安定した飛行。

 高度の上下が多かったが、200m手前まで飛行。

  • 日大生産工津田沼航空研究会 192.14m

 水面ぎりぎりでの飛行。まだいけたかな・・・。

  • 都立航空高専Team ЯTR 138.19m

 風に流され左から着水。風がなかったら・・・。

  • チーム ハマハマ 78.52m

 羽ばたき飛行に挑むも高度が足りずに着水。200mはいってほしかった。

 水平飛行に持ち込むが、風にあおられる形で着水。伸びしろはあると思う。

 滑空機最軽量(29kg)があだとなり、翼がねじれ墜落。

  • チーム ランホリンクス 失格

 飛び出し時に機体破損。離陸できず。

フォーミュラクラス

  • <フォーミュラクラス優勝> Team Ocean Man 151.31m

 翼が12mしかないとは思えない美しい滑空で優勝。おめでとうございます。

  • AKAEDA’SFELLOWS 102.15m

 風に流されながらも安定した飛行を見せる。

 揚力不足気味ながらも約100mを飛ぶ。

  • 下総OSC+REDPHOENIX 74.80m

 複葉機。かろうじて水平飛行。

 風に流されながらの滑空。

  • チーム てぷと 43.82m

 あと少しで水平飛行。惜しかった。

  • 大阪大学albatross 37.37m <審査員特別賞>

 前進翼無尾翼機で水平飛行まであと一歩。今後に期待。

 引き起こしに失敗。

 3連覇ならず。引き起こしが遅く、滑空できなかった。

全体を通して

 やはり、みたか+もばらアドベンチャーグループの飛行はすごかったです。芸術的でした。もう、あの飛行は世界でも1,2を争うのではないでしょうか。あとは、500m突破だけです。
 ただ、滑空機という立場上500〜600mが頭打ちだと思います。これからは、独創的な機体がどんどん出てくるのではないでしょうか。大阪大学albatross(前進翼無尾翼機)などは、その先取りだといえます。
 また、今年は向かい風2〜5mとなり、滑空機にとっては有利な条件となりました。水平飛行に持ち込んだ機体や新記録ラッシュの増加は、その関係だと考えられます。


さて、次は(いつになるかはわからないけど)タイムトライアル部門を書いてみたいと思います。