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季刊ペースで人力飛行機や鳥人間コンテストについて情報を追い掛けるブログ

`10鳥コンまとめ(2)人力プロペラ機タイムトライアル部門

ルールと見どころ

プラットホームからテイクオフ。150m先*1のスタートラインから500m先*2のコーンを回り、再び帰ってくるまでのタイムを競う競技です。
とはいうものの、過去3回でゴールしたチームはわずか2チーム。コーンの折り返しに成功したチームを含めても3チームと、競技として成り立っていない感があるのも否めません。しかし今年は、力のあるチームが名を連ねており、ゴールにも記録共々期待が高まっています。また、競技距離が今までの半分になるとか。こちらの影響も大きそうです。
大会記録は第31回大会で堺・風車の会が出した4′37″62となっています。ルール変更により参考記録となる可能性が高そうではありますが。

チーム紹介

強豪チームが3年ぶりに琵琶湖に帰ってきます。今年、日本大学からは3チームが出場しますが、こちらはMowe27、通称NASGの現役チームです。実績は十分ですが、タイムトライアル部門には初挑戦となること、天候に恵まれずテストフライト(TF)があまり行えていないことが不安の種でしょうか。


タイムトライアル部門には初出場となります。ディスタンス部門で目立った成績を収めている訳ではないですが、今年は長距離TFも多くこなしており、ゴールへの期待が高まります。


出場23回を誇るチームですが、ここ数年はドボンや迷走が続いている感じを受けます。悲願の公式1km超え*3、そしてゴールなるか。

広島大学HUES*4のOBチーム。大会最小翼幅22mの記録(非公式)を持つ、コンパクトに仕上げられたチームです。


以前は木桁複翼機という珍しい機体を製作していたチーム。タイムトライアル部門に転向してからは着実に力を付け、前回は折り返しに成功。ゴールはならなかったものの、準優勝という成績を残しました。優勝候補の一角です。


タイムトライアル部門には初出場となります。出場15回、チーム最高記録は1980mと、確実に力はあるチーム。淡々と上位を伺います。


記録こそ残っていませんが、前々回の大会では実質2位という成績を残しているチーム。今年も中距離TFをこなしており、初のゴールが期待されるところです。

低翼プッシャー機にこだわり続けるチーム。2001年には1633mの記録を残しており、その技術の積み重ねには確かなものがあります。


この部門唯一の初出場となる愛知県の社会人チーム。初出場ながらも、メンバーには強豪チームのOBが集まっており、TFも順調なようです。今大会のダークホースとなれるでしょうか。

2連覇中のディフェンディングチャンピオン。今年は1996年に優勝した時のパイロットの方が搭乗されるとか。優勝候補の筆頭ですが、ちょっと心配な話も聞こえてくるところが気がかりといえば気がかり。

*1:未確定?

*2:プラットホームからは650m先

*3:1kmを超えたフライトもあったが失格

*4:ディスタンス部門出場